ワクチンパスポートが往来の救世主になるか
おはようございます、石田です。
新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」を導入することにより、営業自粛や国を跨いでの移動を解禁しようする動きがEUやイギリスで議論されています。 実際、イスラエルではグリーンパスとして2度の接種後に発行し、それを持っているとスポーツクラブやコンサート会場に入れるようになる事で、徐々に日常を取り戻しつつあるそうです。
一方で、アメリカはプライバシーの問題や差別の原因となる懸念があり、連邦レベルでは採用しないことを発表しており、各国の足並みが揃っていません。
日本はというと、経団連が政府に要望を出していますが検討中ということで、また一歩海外から出遅れている感が否めません。
ワクチンの有用性についてWHOはお墨付きを与えていないので、イエローカードのような新たな接種証明を作ることには消極的でしょうから全世界の共通認識として標準規格を作る事も難しいと思います。
当社の主要輸入国であるベトナムでは省単位でワクチンパスポートの試験導入が始まりそうです。
「観光客はチャーター便でクアンナム省のチューライ国際空港から入国し、隔離施設での隔離を経ずに宿泊施設へ直行する。入国後は新型コロナウイルス検査を受け、7日間以上の滞在の場合は2回の検査を受ける。陽性判定が出た場合は隔離施設に移り、治療を受ける。」
とありますが、対象国は韓国と新型コロナを効率的に制圧しベトナムとの間で同意に至った国のみとなります。おそらく日本は対象とされないでしょうが、一つの試金石となるので経過を注視したいと思っております。いよいよ世界はグリーンゾーンとレッドゾーンに2分されていきますね。 大きな案件を控えているので、なんとかして今夏にはベトナムの工場に入りたいと思っているのですが、先日日本からのベトナム帰国者からウイルスが持ち込まれ、感染を広げているそうなので現実は厳しいかと・・・
なかなか明るいニュースが無いですが、見方を変えれば新しいビジネスが生まれる機会ともなり得ますので、日々情報を取っていこうと思います。