豊かさの指標
おはようございます、石田です。
先程入ってきたメルマガに面白い記事があったので要約して共有したいと思います。
A:他の人が2.5万ドル稼いでいる間にあなたは年5万ドル稼ぐ
B:他の人が25万ドル稼いでいる間にあなたは年10万ドル稼ぐ
AとBを見て直感であなたはどちらを選択しますか?
大多数の人は最初の選択肢を選んだそうです。
BよりもAの方が稼ぎは半分ですが、他人よりも倍稼いでいるという事が意識的にAを選択させたとのこと。
例えるなら、キラキラした芸能人たちと一緒のコミュニティの中のイケメンでいるより、誰も魅力的だと思われないコミュニティで平均的な容姿でいたいという事なのでしょうか。
教育に関しては、親は優秀な生徒が集まるクラスで賢い子供を育てるよりも、愚か者が集まる中で平均的な子供を育てる方が良いと答えたのです。
Scientific Americanのコラムニストであるマイケル・シャーマーは、著書『The Mind of Market』の中で、「私たちの幸福感は、他人が持っているものと比較したときの位置的・相対的な順位に基づいている傾向がある」と論じています。
つまり自分が優位な立ち位置でいる状況に幸福を感じやすいという論です。
皆さんはいかがですか。
Webサービス「Giving What We Can」(https://howrichami.givingwhatwecan.org/how-rich-am-i)(収入もしくは資産を入力することで、自分が世界でおよそ何番目に「リッチ」であるかがわかるWebサービス)などで調べてみても、世界のトップ1%に入るためには、わずか3万2,400ドルの年収しか必要ないと言われています(世界銀行によると、30億人以上の人々が1日2.5ドル以下で生活しています)。一度自分の情報を入れてみてください。視点を居住地域から世界に拡げるといかに自分が恵まれているかがわかると思います。
このメルマガは何を伝えたいのかというと、豊かさを計るものさしや人と比べるという考え方そのものを今一度見直し、自らの個性や自尊心が強い目的意識と結びつくことで、大きな幸福へと繋げる事ができるということです。
シャーマーは、目的を持って行動することで妬みから抜け出し幸せになるための4つの方法を指摘しています。その4つの方法とは、
1) 深い愛情と家族への献身
2) 意義のある仕事やキャリア
3) 社会や政治への関与
4) 超越性と精神性
4は良く分かりませんが、相手の恵まれた環境を恨むのは簡単です。しかしそれよりも、自分に与えられたものを大切にする方が意味のあることではないでしょうか?
それではメルマガ定番の結びを引用して、本日のブログを閉めたいと思います。
「良い投資を」 (当ブログ内容はOXFORD CLUBメルマガからの要約)